# スーパーバイザー小島がゆくゆく!!レース参戦記♪
大変ご無沙汰しております。
最近来ていただいた多くの方には初めましてと
ご挨拶させていただくべきでしょうか。
スーパーバイザーの小島と申します。
日頃は本社で義肢装具士として
主に医療機関や施設等に出向き外回りの仕事をしております。
ブログの登場はすっかり久方ぶりになってしまいたが、
いつもはこのブログの閲覧者であり、
また皆様より寄せていただくレースレポートなどを
楽しく拝見させていただいています。
それらを見て楽しんでいるだけでなく、
こちらが皆様から勉強させていただける内容が多く、
すごく励みになりますし元気にさせてもらっています。
そして店で採らせていただいた足のデータ等も
みさせていただいたりもしております。
さて、寂しがりの小生はたまには登場して存在をアピールしようと考え、
鈍足ながら一応ランナーとして大会に参加したりしておりますので、
このたび出場した大会のレポートをその機会とさせていただきたく
割り込み投稿させていただきました。
個人的な趣味での内容が多く含まれますが少しお付き合いください。
2011年の年末、そして2012年の幕開けを飾る年始にそれぞれ、
フルマラソンを体験してきました。
まず、2011年のフィナーレとして、
12月11日「奈良マラソン2011」は昨年に引き続き参加です。
当日は微風曇り、暖かすぎた11月より急に気温が下がり
感じる寒さもひとしおで体調も崩しがちでした。
レース中は、寒いながらも風も吹かず、日差しもささなければ雨も降らず
マラソンにはよいコンディションでした。
まだコースでもある奈良公園には紅葉も残り、
天理のイチョウ並木は黄色く彩られとてもきれいでした。
(そんな観賞してる余裕なんてなかったですが・・・)
いにしえの古都、奈良の世界文化遺産を巡れるコースはおすすめです。
そして大会としてすべてが円滑にストレス感じない設備と配置、
また沿道は大阪にも引けを取らないくらいの大観衆と盛り上がり。
沢山の素晴らしい声援をいただき感激しました。
今年のゲストは有森裕子さん。
クールで物静かに話すイメージがあったのですが、
ランナーを激励する「ヒュー」とか「ひゃー」という
ハイテンションな奇声には度肝を抜かれます。
結構気合い注入されました。
今年は震災復興支援として参加費の一部を寄付するとのことでしたが、
参加費は昨年と同額。実質値下げでは。
なのに大会の設備等はグレードアップしている上、
参加、完走記念品も凝っていて素晴らしい。
完走タオル、参加記念Tシャツは、昨年のA社ブランドにしなく
その分経費を抑えたかな?それでも、質、デザインとも全く申し分なし。
見えにくいところで経費抑える努力も素晴らしい。
そんな演出を華美にせず円滑な大会運営や復興支援に役立ててもらえればと思います。
ランナーはそれ以上の感動をもらっていますし。

(メイン会場 奈良市鴻池陸上競技場)

(EXPO会場)


(完走メダル)
昨年は吉野杉を使った木製。今年は陶器でできております。
奈良、元興寺で今も使われている日本最古の瓦が
有名であるのにちなんでいて、
形は奈良の古寺の有名な建造物が八角形のものが多いのを
イメージしたデザインだそうです。

(Tシャツ)
芸術的な躍動感のある東大寺法華堂か興福寺の仁王様でしょうか?
なかなかかっこいいデザインです。

ナンバーカードはSL「デコイチ」みたい。



(感動のゴール後の記念)
この大会では、エントリー時に申し込んでおけば、
ナンバーカードを自分の名前やニックネームにしてもらえます。
(小生はしませんでしたが・・・)
これで、沿道から名前で声援をおくってもらえるとのことで大変好評です。
そして、2012年明けて、
全国の公認フルマラソンで一年で最初に開催されるという
鹿児島県指宿市で行われた「第31回いぶすき菜の花マラソン」に参加いたしました。

その名の通りここではこの時期から菜の花が見ごろとなり、
風光明媚な景色の中、コースに黄色く彩られた花畑が映る光景は圧巻です。

実は、小生はこの大会で初めてマラソンに挑戦し
ここで魅力にはまり走るようになりました。
この出会いがなければ自分は走ることを体験しない人の足や体だけみて
講釈するだけだったかもしれません。もっとも好きな大会のひとつです。
昨年のこの大会直後に近くの新燃岳の噴火や、
震災、台風の水害などいろいろなことが起こりました。
その中で九州新幹線が全線開通し青森から鹿児島まで新幹線のレールが
つながったのもこの大会のすぐあとでした。
開通後は観光事業も好調なようで、
この大会も開通して初の開催でもあり主催者も力が入っていたようです。
っていうか「元・鉄ヲタ」が気合いいれているだけか?

(新幹線「さくら」と「つばめ」)

(さくらの普通車指定席)

(青森から続いた線路の終点)
鹿児島中央駅までは新大阪から4時間10分足らずで到着。

(パクっていたらすいません・・・)
そして、鹿児島中央からは、
JRで最も日本の南を走るローカル線「指宿枕崎線」に乗り換え指宿へ。

↑ ↑ ↑ ↑ ↑
九州新幹線全通を機に登場した観光特急「指宿のたまて箱」号。
これが登場以来平日でもなかなか席がとれない人気だそうです。
ローカル線用のディーゼル車の内装と外観を改造して特急車にし、
凝った演出が面白いです。



駅に到着すると扉付近の天井から白い煙が出る仕組みで
竜宮伝説の玉手箱のイメージだそうです。


車窓からは、錦江湾を挟んで雄大な桜島を望む景色が素晴らしい。


この線では初の特急で車体は国鉄時代のもの。
特急として一生懸命走るので、その揺れ具合は半端なく、
気分悪くするもの、遊園地の乗り物みたいと喜ぶ乗客あります。
前日から現地はマラソンモード一色で
宿泊したホテルを含めて街中すべてが
ランナーか関係者で埋め尽くされていた様子です。
さて、レースは気温8度、無風、曇り。
気候を言い訳にできる要素全くないコンディション。
前述の「奈良マラソン」のコースを出場した人は
一様に「ドSなコース」だったなどと評されますが、
それならここはその「ドS」な部分が最初から最後まで続き、
初めの10キロは登ったり下ったり繰り返し100m上がり、
その後は長―く続く急な下り坂を延々下り筋肉が悲鳴あげはじめたら、
長く続く急な登りが待つ繰り返し
「ハードコアSニック??」と言ったところでしょうか。
途中牧場などから放たれる香しい匂いも醍醐味のひとつ。
参加者は1万8千人。
明らかにキャパを超え、
関門は35キロ8時間の制限のみで、最初から歩いて参加する人も多数。
記録を狙うには不向きな大会であることは承知で参加すべきです。
しかし、絶え間ない絶景と素晴らしい沿道の声援とおもてなしの数々。
いっぱいご当地のおいしいものが地元の方々から振る舞われ、
いつも胸が熱くなるような感動はそれに引き換えても余りある喜びです。


(ゴール直前。千鳥足でのフィニッシュ。一度へたると立ち上がり方はまるで生まれたての鹿のよう)

さてコースの沿道付近には、こんなところがあります。
「指宿枕崎線」の指宿から枕崎へ向かう途中のJR最南端の駅「西大山」駅。

周りに何もない秘境の駅ですが、菜の花畑越しに開聞岳の望む絶景は最高。
沖縄にモノレールができるまでは、日本最南端の駅でした。



これらもコース沿いにあるのですが、
指宿といえば温泉天国である九州の中でも
多数の源泉を持つ屈指の名湯ですが、
世界的にも珍しい温泉熱で自然に加熱された
砂浜の地熱を利用した「天然砂蒸し風呂」は外せません。


海辺の砂の上に寝転び砂をかけてもらうと、
ほどなく全身が芯からあたたまりすぐに大量の汗が・・・。
これがたまらなく心地いい。
頑張った肉体をやさしく癒し回復させてくれます。
そして、立ち寄り専用の「ヘルシーランド」の大露天風呂。
(気づかず通り過ぎる観光客が多いとか・・・。)
100畳ほどの広さがある湯船からみる、
鹿児島湾と東シナ海が一望できる景色に絶句。

(湯船からみた景色。夕日があまりに綺麗で一枚撮りました。)
温泉フェチの血が騒ぎます。
かなり遠いところですが、
機会があればこの大会に参加するもよいですし、
旅行などで訪れてこのコースを走ってみるのも、
いつの時期も四季折々の風情を楽しめてお勧めです。
5月にはここでトライアスロンのレースも行われています。
次は、今年いよいよ第1回が開催される「京都マラソン」に参加する予定です。
何とか抽選当たり参加の機会を得ました。
宝くじ買えば何億円当たるのかわからないクジ運の神である、
「まねーじゃ大明神」と共に参戦を予定しております。
参加される方、会場へ行かれる方よろしければ
ご挨拶させていただきたいと思いますのでその節はよろしくお願いいたします。
小生も皆様の頑張りに勇気つけられランニングの魅力を味わっております。
しかし、健康の為、前向きな自分を創造するため、
楽しむためいろいろなモチベーションでしているランニングも
それが体への負担となってコンディションを悪くしてしまうと何にもなりません。
小生ももっとランニングを極めるよう精進し、
足が痛くなったり、疲労を感じ、感動を味わうことを体験し、
自らもクライアントの一人としてメンテナンスすることで
より皆様と近い目線で多くの人のサポートをし続けてゆきたいと考えています。
こんな大顔面でデブ体型でも足のメンテナンスで
フルマラソンも完走できるのだということを示していきます。
これからも皆様の経験や意見などをお聞かせいただくことで
私どもを成長させていただければ幸いに思います。
今後とも末永くランデザインをよろしくお願い申し上げます。

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